園長からのメッセージ
幼児期の親子関係がすべての基本
志免さくらこども園は、平成26年(2014年)4月に開園しました。歴史ある園ではなく、私たちがイチから起ち上げたこども園です。
私が「こども園をつくりたい」と思ったのは、児童養護施設に勤めたことがきっかけでした。
児童養護施設にくる子どもたちを見て、親子関係の大切さをつくづく感じたのです。
両親と一緒に食卓を囲む。
そんな当たり前のことを知らずに育った子どもたちは、大人を信用できなくなります。人を試すような行動をとるようになります。
幼児期の環境の大切さを、私はそこで痛感しました。
親と子が絆を結ぶ。
その重要な幼児期に、私は親子関係を築くお手伝いをしたいと思ったのです。
目指すのは“自分の人生を自分で決められる子どもたち”
私は今、自分を幸せだと思っています。
それは自分のやりたいことをしているからです。この道こそ、自分の人生の目的と思えるからです。
私は子どもたちに「自分の人生を自分で決められる人」になってほしいと思っています。
せっかく生まれてきたのだから、自分の好きなことを見つけて、自分らしく生きて欲しい。
私には子どもが4人います。男の子3人と女の子1人です。
男の子3人は今、サッカー選手になりたいと言って、その練習に明け暮れています。
大人からすると、サッカー選手になれるのはほんの一握りだけ。難しいだろうと思ってしまう。
しかし、彼らは本気でサッカー選手を目指しています。
自分で考えてサッカー選手になりたいと思い、そして、それに向けて頑張っている。
我が子ながら、その姿勢を素晴らしいと思っています。
今の時代、なんとなくでも生きていけます。
それでも私は、子どもたちに自分で考え、自分で選び取る人生の素晴らしさを伝えたいと思っています。
周囲に助けられ、愛される人生を…
自分で選んだ人生を歩む。
それは幸せなことですが、自分一人の力でできることではありません。
私自身、今の自分があるのは周囲のサポートのおかげだと思っています。
そのため「志免さくらこども園」では、自分で頑張るだけでなく、同時に周囲に助けを求めることの大切さも伝えています。
まずは自分で考える。
そして、困ったときには周囲に協力を求める。
そのためには、人の話を素直に聞くことが大切です。
いろんなことに興味を持つことが大切です。
いろんな経験をすることが大切です。
「志免さくらこども園」でのいろいろな経験を通して、子どもたちが健やかに成長し、そして未来に向けて力強く羽ばたいてくれることを願っています。