毎月のイベント

お誕生会
その月にお誕生日を迎えるお友だちを祝う、みんなが大好きなお誕生日会。
お誕生日の王冠をかぶって、みんなにお祝いしてもらって、主役たちはニコニコです♪
お歌をうたったり、ゲームをしたり。
お誕生日を迎えた子どもたちには、司会がインタビューもしちゃいます。
じつはこれ、ぜんぶ子どもたちが考えたもの。
司会だって、子どもたちがしてくれます。
4〜5月あたりは先生が司会をしますが、途中から「そら組」の子どもたちにバトンタッチするのです。

蝶ネクタイをしめた司会の2人は、マイクをもって登壇します。
本当にじょうずに司会を進めていくんですよ。
先生たちが司会をしていたときの様子を、子どもたちはちゃんと見ているのです。
お誕生日の飾り付けも、インタビューの質問内容も、すべて自分たちで用意しています。
お誕生日会が終わった後、その反省会をしていたときには、先生の方がびっくり!
さすが、さくらっこ。
子どもたちは、こうして楽しく成長していきます。

遠足(えんそく)
志免さくらこども園では月に一度、たいよう・にじ・そら組のみんなで遠足に出かけています。
遠足といっても、目的は公園で遊ぶことではありません。
歩くこと自体を目的とした遠足です。
園から目的地までは、子どもたちの足で約50分。
けっこうな距離ですね。
この歩いていく過程にも、たくさんの学びの種がころがっています。
皆さん、思い出してみてください。
子どもの頃の遠足では、先頭をいく先生のあとをついて行っていませんでしたか?
しかし、志免さくらこども園では、子どもたちに道を選んでもらいます。
分かれ道にくると「どちらの道にいきたい?」と子どもたちに聞いています。
まっすぐに歩いて行きたい子ども。
右に曲がりたい子ども。
それぞれのグループに分かれて、目的地を目指します。
遠足だって、子どもが主役。
子どもたちは、自分で選んだ道を歩くのです。


遠足での一番のお楽しみといえばお弁当ですが、ここでもちょっとひと工夫。
志免さくらこども園では保護者の方々に、お弁当には「塩おにぎり」をもたせていただくようお願いしています。
たくさん歩いた子どもたちは、お腹がぺこぺこ。
そんなときに食べる「塩おむすび」は、本当においしいのです。
飽食の時代と言われる現在、スーパーでもコンビニでも、美味しい食べ物は至るところにあふれています。
でも、子どもたちには、食材の本当のおいしさを知ってほしい。
おかずでご飯を食べるのではなく、おにぎりでお米本来の美味しさを感じてほしいと思っています。
さて、遠足の帰りはというと…。
迎えに来てくれた園長先生のバスに乗って帰る子どもと、歩いて帰る子どもたち。
最後まで、子どもたちの意思を尊重しています。
たのしい、たのしい、月に一度のおむすび遠足♪
でも、この遠足は、子どもたちの体と心を鍛えてくれる、とても良い機会なのです。



歩いていく途中、引率の先生はすれ違う人たちに大きな声で挨拶をします。
通行人のおじいちゃん・おばあちゃんに話しかけ、ときには道を教えてもらうこともあります。
知らない人とのコミュニケーションのとり方を、実践で教えているのです。
おじいちゃん・おばあちゃんは、優しく道を教えてくれるんだな…
子どもたちが小学生になったとき、これらの経験がきっと役に立つはずです。
